報道されたセクストーション被害事件

セクストーション事件

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画像交換装い知人情報抜き取り セクストーション 性的写真ばらまくと恐喝 不正アプリしのばせ 兵庫でも男性被害複数
2015.06.25 朝刊 

画像交換装い知人情報抜き取り

セクストーション

性的写真ばらまくと恐喝

不正アプリしのばせ 兵庫でも男性被害複数

 インターネット上で知り合った女性と性的な写真を交換するうちに、スマートフォンに登録したメールアドレスなどを不正アプリを通じて抜き取られ、女性の関係者から「写真をばらまく」と現金を要求される被害が全国に広がりつつある。女性から届いた写真を開くと、アプリが勝手に取り込まれるケースが目立ち、兵庫県警にも複数の相談があった。写真は消去されず、将来的に悪用される恐れもあり注意を呼び掛けている。

 「性的な」と「ゆすり」を意味する英単語を組み合わせた造語で「セクストーション」と呼ばれる手口。関係者によると、5年ほど前に米国で被害が確認され、日本でも昨年ごろから出始めた。

 県警によると、手口はこうだ。男性のスマホに突然、無料通信アプリを通じ、面識のない女性からメッセージが届く。やりとりを重ねる中で、女性から「恥ずかしい姿を見せ合おう」と持ち掛けられ、女性から送られてきた写真を開くと、電話帳のデータなどが抜き取られる不正アプリがインストールされる。

 「動画をやりとりするアプリ」と称し、同様に抜き取り機能を備えたアプリを入手させられる場合もあるという。いずれも男性側はデータ流出に気付かず、自らの性的な写真や動画を送った後、見知らぬ男から「電話帳の情報を使ってあなたの画像をばらまく。嫌なら金を払え」などと脅迫の電話が入る。

 県警サイバー犯罪対策課によると、県内では今年に入り、複数の中高年の男性から「数十万円を要求された」などの相談があった。現金被害は出ていないが、同課は「事件の性質上、被害者は申告しにくく、実際の事件はもっと多い」とみる。

 ネットのセキュリティー対策に取り組む独立行政法人情報処理推進機構(東京)にも昨年秋以降、相談が寄せられた。同機構は「現金を払っても女性側に渡った写真は消えない」とし、信頼できるアプリ以外は使わない▽見知らぬ相手に私的な動画像を送らない-などの対策を呼び掛けている。


手口巧妙に、被害拡大 「ライン」悪用した事件も サイバー犯罪 【2014回顧取材メモから】(1)
2014.12.22 千葉日報

 今年もインターネット関連の事件が相次いだ。手口は巧妙化が目立ち被害も拡大。今月4日、千葉県警本部で行われた県内金融機関との協定締結式で、県警幹部は力説した。「今や国民の8割がインターネットを利用している。安全で安心できるサイバー空間の確立は喫緊の課題だ」

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 今年はネットバンキングの不正送金被害が全国で増加。県警サイバー犯罪対策課によると、県内でも昨年6月ごろから被害が増え始め、今年は11月末現在ですでに過去最悪の118件、約1億3200万円の不正送金が確認された。金融機関を装った偽のポップアップ画面を表示して合言葉を盗んだり、自動的に送金するウイルスに顧客のパソコンを感染させるなど手口が高度化、巧妙化している。

 県警は他県警と合同で、不正送金に関連して組織犯罪処罰法違反などの容疑で計51人を摘発。判明した送金先は中国が多く、容疑者も大半が中国人だった。

 県警は引き続き捜査の強化を図る一方、ユーザーに対して被害に遭わないように事前登録先以外の口座への送金制限などの“自衛策”を要望。全国的に地方の金融機関に被害が拡大していることを受け、県内に本店を置く12金融機関と共同対処協定を締結して、捜査への協力体制を確立するとともに、被害防止に役立つ情報の共有を進めることとした。

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 スマートフォン所有者の多くが利用している無料通信アプリ「LINE(ライン)」。その人気アプリを悪用した事件が4月に発覚した。県警は、スマホの電話帳情報を盗み取るウイルスをラインで送り、男性から現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで男2人を逮捕した。

 男らのグループは出会い系サイトで女性を装って男性と知り合うと、ラインを通じて、スマホに登録した電話帳情報を抜き取るウイルスを送信。さらに、テレビ電話で見せ合うことを持ちかけてわいせつな動画を入手した後、「スマホの電話帳情報を抜き取った。買い取らないと動画をばらまく」などと脅し現金を振り込ませたとされる。

 こうした手口は「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれ、海外でも被害が出ている。県警は男らのグループの拠点が中国にあることを突き止めており、グループの壊滅へ警察庁を通じて同国に捜査協力を依頼している。

 県警は、人気歌手の違法複製DVDやアイドルの偽サインがネット競売で販売されていた事件なども相次ぎ摘発。サイバー空間が多くの犯罪に悪用されていることから、解析に必要な機材の整備を進めるほか、民間企業に特別捜査官を派遣して最新知識を習得するなど捜査力の向上を急いでいる。

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 2014年もあとわずか。巧妙化するサイバー犯罪、重大な事故につながる危険ドラッグ、一向に減らない振り込め詐欺など、今年県内を、そして紙面を、にぎわせたニュースを記者の取材メモから振り返る。





【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】性的動画、送信ご注意
2014.12.16 大阪朝刊 


 ■被害大半は男性「ばらまく」脅迫横行

 振られた腹いせなどで元交際相手の性的なプライベート画像をインターネット上に掲載する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が社会問題化する中、出会い系サイトなどで知り合った相手に性的な動画を送り、その後、動画を流出させると脅されて現金を要求される事案が今秋以降に発生しているとして、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA、東京)が注意を呼びかけている。

 IPAによると、こういった被害は「セクストーション」と呼ばれる。セクストーションとは、「sex(性的な)」と「extortion(強要)」を掛け合わせた造語。

 相談を寄せる被害者のほとんどが男性。スマートフォンの出会い系サイトで知り合った女性に「動画アプリを使って恥ずかしい姿を見せ合おう」などと誘われ、指定されたアプリをインストール。その後、裸などの動画を投稿すると、後日見知らぬ電話番号から着信があり「動画をばらまかれたくなければ金を払え」と要求された-という。

 さらに、「電話帳の友人や家族にばらまく」と脅されたケースもあり、インストールした動画アプリが、スマホに登録されている電話帳情報を抜き取る機能を持っていた可能性がある。

 IPAによると今年9月以降、同様の相談が数件寄せられた。IPAの担当者は「身近な人に恥ずかしい動画を見られる恐怖を与えることで、金を脅し取れる確率が高まると考えたのではないか」としている。